pflogsumm – Postfix のログ集計
この記事は最初の投稿日から19年経過しています。内容が古い可能性があります。
Postfix でメールサーバを運用していると、ログを集計したくなります。
流量を見たいこともありますし、送受信エラーが発生しているかどうかも見たいです。
そこで、pflogsumm を使っています。Postfix Add-on Softwareの Logfile analysis のセクションに掲載されています。
gentoo の portage にも入っていますので、私はそちらから入れました。
使い方の基本は、
pflogsumm.pl メールのログファイル*1
とするだけです。これで標準出力にサマリー結果が出力されます。
これだとログに含まれる全データが集計されてしまうのですが、-d <today|yesterday> というオプションを使えば、「昨日だけ」「今日だけ」を指定することもできます。
また、–problems_first というオプションもあります。これを指定すると、
message deferral detail: none message bounce detail (by relay): none message reject detail: none message reject warning detail: none message hold detail: none message discard detail: none smtp delivery failures: none Warnings: none Fatal Errors: none Panics: none
という出力が最初の方に来ますので、問題に気づきやすくなります。
他、色々とオプションがあるのですが、私は、
#!/bin/sh /usr/bin/pflogsumm.pl -d yesterday --problems_first \ --iso_date_time /var/log/mail.log 2>&1 | /bin/mailx -s "daily mail stats" postmaster
というシェルスクリプトを /etc/cron.daily に入れて毎日動かしています。
これで、昨日の Postfix のログを集計したものが、postmaster 宛に毎日メールで届きます。
*1:例えば gentoo であれば、/var/log/mail.log を指定する。