「大人のための文章教室」その2
この記事は最初の投稿日から19年経過しています。内容が古い可能性があります。
大人のための文章教室を読み終わりました。
読み終えて1つ感じたことは、この本自体が大変読みやすかったということです。
実は、私には、本を読む時に飛ばし読みをするという悪い癖があります。
技術的な解説本であれば、概要をすばやく読みとるという点でメリットもありますが、小説を読む時まで飛ばし読みしてしまうので困った癖です。
ところが、この本では1つも飛ばし読みをすることなく読み終えてしまいました。
「するする」と文の意味が頭に入っていくという感じです。
それはやはり、この本自体が本自身に記載されている内容の見本になっているからではないかと思います。
日常生活の中ではなかなか文章を書くという機会はないのですが、こと仕事上の話で言えば、業界の「方言」をちりばめた上に外来語の多い文を書く機会がよくあります。
この本の内容を頭におきつつ、本当に読み手に理解してもらいたいのであればどういった文章を書けばいいのか、どのように構成すればいいのかを今までとは別の視点で考えることができれば、仕事上の文書とはいえ相手のとらえ方を変えることができるような気がします。
なんて感じで、すぐに本に影響されてがんばって文章を書こうとすると、やっぱり文がぎこちないですね。
私は、「文章の書き方指南」的な本を読むのは初めてなので、偏りがあるのは間違いありません。
でも、この本は読みやすいしおもしろいしうなずけることも多いし、おすすめです。
さて。他の「書き方指南」本はどんな感じなのか読んでみなければ。