Subversion + Eclipse で Java ソースのバージョン管理
この記事は最初の投稿日から19年経過しています。内容が古い可能性があります。
Wicket 関連であれこれソースをつついているのですが、収拾がつかなくなって元に戻したい時が多々あります。
そこで、練習用プロジェクトとは言えバージョン管理をすることにします。
バージョン管理と言えば CVS ですが、CVS はもう長いこと使っているので、Subversion でやってみることにしました。
環境は、Windows です。
Subversion のインストール
http://subversion.tigris.org/ の Download から、Windows 用のバイナリを入手します。
私が使ったのは、2006/06/08 時点での最新版、 svn-1.3.1-setup.exe です。
1.3.2 もあったのですがインストーラ付きがなかったので、とりあえずパスしました。
実際のインストールは、このセットアップを起動して粛々と進めるだけです。
リポジトリの作成
D:\svn にリポジトリを作ることにします。
まずは、d:\svn ディレクトリをエクスプローラ等で作ります。
次に、コマンドプロンプトから以下を実行します。
svnadmin create --fs-type=fsfs d:\svn
以上でリポジトリの作成は終了。
--fs-type=fsfs
は、リポジトリの保存形式として FSFS(Subversion 独自の形式で構成した通常のフラットファイルの形にデータを保存する方法)を指定するオプションです。
Subclipse のインストール
eclipse で svn を扱うためのプラグイン、Subclipse をインストールします。
- Software Updates から Find and Install… を選択。
- Search for new features to install を選んで Next。
- New Remote Site.. をクリックし、以下を入力して Next。
- Name: Subclipse
- URL:http://subclipse.tigris.org/update
- Subclipse にチェックを入れて Next。
- Book と Subclipse のチェックボックスにチェックがついているので、Next。
- 私は、Book の方のチェックを外しました。
- ライセンスへの同意確認が来るので、同意する場合は、同意するを選択。
- インストール先の選択がくるので適切なディレクトリが表示されていることを確認後、Finish。
- ダウンロードが始まる。
- インストールするか?と聞いてくるので、Install All を選択。
- eclipse の再起動を求められるので、再起動。
Eclipse から Subversion のリポジトリに接続
- 「SVN リポジトリー・エクスプローラー」パースペクティブを開く。
- 「SVN リポジトリーの追加」アイコンをクリック。
- ロケーションに file:///D:/svn を指定して、Finish。
Eclipse のプロジェクトをリポジトリに追加
- 追加したいプロジェクト上で右クリック → Team → Share Project…
- SVN を選択して Next。
- 先ほど追加したリポジトリを選択して Next。
- プロジェクト名をフォルダ名にしてよければ、「プロジェクト名をフォルダ名に使用」を選択して Next。
- Finish。
- どのファイルを追加するのか選択が表示されるので、必要なファイルを選択した後 OK。
以上で、Eclipse のプロジェクトが Subversion 管理下に入りました。
これで「いつでも戻れる」という安心をもってソースをいじることができます。