DIYで作る電子ペーパー額縁の作り方(ハード編)
発端はこの記事でした。
電子ペーパーを額装して飾るとやたらカッコいい :: デイリーポータルZ
これに加えて、テレワーク中に今仕事中なのかミーティング中なのか掛札(?)出しときたいなぁと探しててみつけたこれ。
これ、最初の記事の話と一緒にできるよねと。やってみたらできました。
なんか予想以上にいい感じです。
ということで、どんな風にできたのか、作り方です。
電子ペーパーの調達
ラズパイとつなぐ電子ペーパーとしては WaveShare社がさまざまな商品があって良さそうです。
白黒の電子ペーパーは使ったことがあるので今回は白黒だけでなくもう1色入れたかったのと、額装するのでなるべく大きなサイズにしたかった。
という条件で探したのがこちら。
7.5インチ!800×480ピクセル! 赤黒白の三色! 希望通り!
で、これを日本のお店で扱ってるところを探したのですがない…。WaveShare色々扱ってる千石電商にもこの商品がない…。
しかたないので直接注文しました。送料 1,064円也(>_<)
2023/2/16 に注文。2/23に到着。中国から送られてきたにしては結構早いですよね?
とりあえずラズパイと結線して動作確認
当初、手元に余剰が Raspberry Pi 3 Model B+ しかなく、それで作ってみました。
この電子ペーパーはHAT形式にもできるので、GPIOピンにガコっとくっつけることができるのですが、ピンを1本1本つないで結線することもできるのでまずはそれで。
電子ペーパーのマニュアルがサイトにあります。
7.5inch e-Paper HAT (B) Manual – Waveshare Wiki
ここに Python での使い方があるのでまずはそのままサンプルプログラムを動かすと。
動きました!あっけない…。
とりあえずこの状態で作っちゃうことにしました。
額縁の調達
ダイソー行ってきました。電子ペーパーそのものを持っていき、額縁コーナーでどれがあうか合わせながら検討した結果、2L版の額縁が合いそうなので2つほど買ってきました。
コネクタ部分を隠せる余裕がある方が良いので、縁が広いタイプがいいですね。
1つあまった方は縁がちょっと狭めだったので選に漏れました。いまだ袋に入ったままです…。
飾っておきたい2Lサイズの写真なんておじさんはあんまり持ってないです。
額縁への組み込み
ここから先、ラズパイ 3B+の時の写真がないので、もう最終形の写真で載せてしまいます。
本当は、Raspberry Pi Zero W や、Raspberry Pi Zero 2 W でやりたかったんです。
でもね、売ってないんです。売っててもべらぼーに高いんです。
いつになったらラズパイは定価で買えるんでしょうか…。
でもですね、2023年3月時点、Raspberry Pi 3 Model A+ならば比較的普通の値段でも購入できるのです。
てことで、ラズパイ3A+で作ることにしました。ラズパイ3A+。これいいです。Zeroじゃくてもいいかも。
てことで額縁への組み込みです。
今気づいたけど肝心の電子ペーパー本体が写ってないですね…。
まぁいいや、2L版だと電子ペーパーよりちょっと額縁が大きいので枠が余ります。なので、額縁に最初から入ってるよくある展示用の写真を切り抜いてひっくり返して枠の穴埋めに使ってます。
あと、額縁吊り下げ用の紐がダンボールゴミを捨てる時にまとめるための紐なのは内緒です。丈夫な紐で手頃だったんですよ。
この枠に電子ペーパーをはめ込んで蓋をします。
この幅広の紐みたいなケーブルは隙間に挟んじゃいます。
左側のやつはラズパイのGPIOポートにガコッとはめ込むHAT部分です。
無駄にここだけ写真がたくさんあります。たくさん撮るポイントがちょっと違う。
ラズパイ 3A+の登場
やっとラズパイ登場です。
今回、ケースとしてはこれをつけました。
結論としては土台部分しか使いませんでした。だってHATが載らないんだから。
なので、ひっくり返すとこんな今一つな感じ。
で、こいつを額縁に固定しちゃいます。今回、ケースのナット部分を瞬間接着剤で額縁にくっつけてしまいました。くっつけたのは底面のナットまででネジはくっつけてないので、いざとなればネジ回せば外せます。
そしてこれにHATを合体。
で、これを壁にかけて横からみたらこんな感じ。
下部に足をつけて額縁を浮かしてます。つけてるのはこれまたダイソーの「ノリ残りしにくい粘着フック[クリア]5個」を通常とは上下逆向きにくっつけてます。
ということでソフトの話はまた今度。
ハードだけで力尽きたのでソフトの話は別の記事にて。
絵画だけじゃなくてちゃんとサインボードとしての役割も果たしてますよ。