DVForge ”The Ball” – Bluetooth Wireless Trackball
トラックボールはスペースが限られている場所でマウス操作を行う場合には非常に便利なデバイスです。
というのが一般的な見解ですが、もう1つ「どんな状態でも操作できる」という利点もあります。
極端な話、手に持って立ったままでも操作が可能です。
例えばソファに寝っ転がって操作したい時とか、イスにふんぞり返って操作したい時とかにも使えます。
そして今、Mac mini はそんな使い方をする時があります。
ということで、Mac mini 用にトラックボールを導入してみました。
Bluetooth のトラックボールというのはなかなかない、かつ、日本で手に入れるのが難しそうとか、そういうものが多いです。
この The Ball は今時点では日本で容易に手に入る数少ない Bluetooth トラックボールの1つです。
写真で見たイメージと「トラックボール」という先入観から結構大きいように思えますが、
Apple Wireless Keyboard と並べると、そんなに大きくありません。
というか、普通のマウスと同じ大きさです。
今、他のPCで使っている Logicool Cordless Optical TrackMan T-RB22 と並べると
こんな感じなので結構小さいです。
で、使用感なのですが…
トラックボールは独特の持ち方・動かし型をしなければならないことがあるため、馴れの問題が多分にあると思います。
ですから、以下、もうちょっと馴れたら良くなるのではないかとは思うのですが…。
まず、持ち方がよくわかりません。
私は、人差し指でボールを回しつつ親指で左クリックしようとするのですが、この「親指で左クリック」が今ひとつしっくりきません。
Logicool Cordless Optical TrackMan では「左クリックは親指以外あり得ないでしょう」的な場所にボタンがあるため、非常に押しやすいのですが、それと比べると違和感あります。
親指は「手を握る方向」(マウスの場合は真横~右斜め下)への力は入れやすいので、その方向に向けてクリックできれば楽なのですが、下方向に向けてクリックしなければならないため違和感があるのだと思います。
また、このトラックボールは、左半分が全部「左クリック」右半分が全部「右クリック」になっています。
ですから、覆うようにして持たなくてもいいのですが、スクロール用ホイールが前方についているので結局指を前方まで伸ばす必要があります。
そうなると、人差し指がボールをまたぐことになるのですが、私の短い指ではボールが邪魔になってどうしても人差し指の途中がボールにあたってしまいます。
さらに、クリック音がでかいです。かなり激しく「カチカチ」言います。
スクロールホイールは、静かな場所でもスクロール音が気にならないサイレントスクロールを採用
てな記載が製品ページに載っているのですが、「その前にクリック音をなんとかして」って感じです。
ボールの追従性ですが、これも今ひとつな感があります。
細かい動きをさせる時にポインタが行き過ぎたり・行かなかったりでちょっとぎこちない動きをします。
これはもう少し馴れて癖を覚えたら違うのかもしれませんが…
いずれにしろ、最初に言ったとおりトラックボールってのは独特の持ち方・動かし型ってのがあると思うので、もう少し使ってみないとわからないところではありますが、初対面の印象は今ひとつ。
追記)
やっぱりマウスポインタが思うどおりに動かなくていらいらします。
何がいけないのか正確にはよくわかりませんが、微妙な追従性が悪いと感じます。
それと、手の置き場をいろいろと試してみましたが、やっぱり置き場所がありません。
全てのボタンを操作するためには、必ず手の位置を動かさないとなりません。
私には合わないかも。
しかし、トラックボールは馴れが肝心。もうちょっとがんばってみることにします。